とくなが将一によるオークス見解は必見! 穴候補を見逃すな!

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皆さん、こんにちは。
Sportsmaster編集部・本田です。

先週のヴィクトリアマイルは3連単91万6,640円の大波乱決着!
ここまで堅めの決着が多かったG1です、いよいよ好配当が飛び出してきました。
勝ったテンハッピーローズは単勝14番人気。先週の編集部通信で石橋さんが注目穴馬に挙げていたので、「押さえました!」という会員さんもいらっしゃいました。
石橋さんは来週ダービーウィークの編集部通信にもご登場いただきますので、ぜひお見逃しなく!

そして今週の編集部通信では血統予想家のとくなが将一さんをお迎えして、オークスについてたっぷりとお話をうかがっていきます。
今週も最後までお付き合い下さい。

ということで、さっそくとくながさんにご登場いただきましょう。

Sportsmaster本田(以下、編) とくながさん、本日はどうぞよろしくお願いします。

とくなが将一(以下、と) こちらこそよろしくお願いします。オークスのようなビッグレースの週にお声がけいただき、恐縮です。

編 いえいえ、今や人気予想家のお一人ですから。会員さんからのリクエストも多かったですし。改めましてよろしくお願いします。さて、先週のヴィクトリアマイルは大波乱でしたけど、とくながさんはナミュール本命で、3連単はナミュールのアタマ一択での勝負でした。レースを振り返ってみていかがでしたか?

と 見解にも書いたように、短距離的な流れにはなってくれましたけど、テンハッピーローズはそもそもの能力的に厳しいと判断してしまいました。血統的には高速馬場が合うエピファネイア、東京芝1600m大好き母父タニノギムレットなので買えないわけではありませんでしたけれど。

編 さすがにアタマでは買えないと。

と 私の力ではアタマで狙うというのは難しかったです。申し訳ありません。血統は別として、能力的にはナミュールとマスクトディーヴァが抜けているレースだったので、点数を絞ることに注力しすぎた感があります。決めつけたわけではないんですけど、反省すべき点でした。

編 本命ナミュールに関しては? 出遅れて8着に敗れてしまいましたが。

と 出遅れの影響もあったでしょうけど、もっとも大きな敗因はデキだったんだと思います。最後も伸びきれませんでした。4歳で本格化してからは2番が利く(編注:休み明け2走目でも反動なく走れること)ようになっていたので、海外帰りも心配していなかったんですけど、結果的に検疫で調教本数が足りていなかったのが影響したんだと思います。

編 そうなのか〜。残念でした。

と ただナミュールの次走は安田記念だと思うんですけど、惨敗後の中2週で人気を落とすでしょうが、次走は買いです。巻き返してくると思います。

編 世間では、そもそも東京芝1600mが合わないという声も挙がっているようですが。

と まさか。たしかに去年のヴィクトリアマイルも安田記念も惨敗していますけど、東京芝1600mが合わないから負けたわけではないですから。むしろ血統的にも、ナミュール自身のパフォーマンスからもベストコースだと思っています。ちょっとなにを根拠に苦手とされているのかわかりませんけれど。

編 そうなんですね。安田記念の巻き返しに期待しておきます。そして本題に移りますと、今週末はオークスです。まずこのレースの血統的なポイントを教えて下さい。

と 承知しました。オークスの舞台は東京芝2400m。日本を代表するコース、いわゆる主流のコースです。オークスのほかにダービー、ジャパンCと、名誉、賞金の高さから競馬界全体が目標とするレースが行われるコースですよね。

編 そうですね。

と 生産的な視点で言うと、このコースで結果を出した馬たちが種牡馬入りし、レベルの高い繁殖牝馬に種付けされ、それが何年も何年も、何代も何代も続いて今の日本の競走馬がうまれているわけです。つまり何が言いたいかというと、日本の主流の血統は東京芝2400mに適性があるものが残りやすいということ。言い換えれば、日本の主流血統が東京芝2400mで結果を残しやすいということになるんです。

編 具体的にはディープインパクトだったり、キングカメハメハだったりということですか?

と そうですね。まあ、その2頭の直仔はもうこの3歳世代にはいないんですけれど。ちなみにその2頭は同じ東京芝2400m向きでも特徴には違いがあって、ディープインパクト(系)は末脚を溜めに溜めまくって直線で爆発させるのに向いていて、キングカメハメハ(系)は高速の持続力に長けているので、ハイペースを押し切る競馬向きの仔が多いんです。

この2頭の現役時のダービーの勝ち方がそれを端的に表していて面白いんですよ。この2頭はともに2分23秒3、当時のダービーレコード(タイ)で勝っているんですけど、それぞれの道中のラップがこちらなんです。

2005年 ディープインパクト
12.5 – 10.9 – 12.1 – 12.1 – 12.3 – 12.3 – 12.3 – 12.1 – 12.2 – 11.9 – 11.0 – 11.6

2004年 キングカメハメハ
12.5 – 10.6 – 11.3 – 11.5 – 11.7 – 11.8 – 12.5 – 13.0 – 12.5 – 11.5 – 11.7 – 12.7

編 たしかに! 明らかにキングカメハメハの年のほうが前半のラップが速くて、反対にディープインパクトの年は後半のラップがあからさまに速くなっているんだ。

と そうなんですよ。この2頭の血統の特徴をよく表していますよね。ちょっと話が横道に逸れてしまいましたけど、このような主流血統が走りやすいのがオークスであり、ダービーであるということなんです。東京芝2400mだけじゃなくて、日本の主流の競馬になりやすい、ワンターンで直線の長いコースはこういう血統が走りやすいですね。

編 なるほど。だから桜花賞の好走馬がオークスでも走りやすいのか。阪神芝1600mもワンターンで直線の長いコースですから。

と 仰る通りです。

編 桜花賞好走組ということはオークスでも人気になりますよね。オークスは人気馬の凡走、反対に人気薄の激走の可能性はどう見ていますか?……
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