とくなが将一のイチから始める血統講座[第3回]

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今回で第3回目となる血統講座では、第2回のディープインパクト、ロードカナロアに続いて、ハーツクライ、キズナについてお話ししていきたいと思います。
先週もお伝えしたように、同じ種牡馬の産駒がすべてまったく同じ傾向を持つわけでありませんが、各血統の能力と適性の方向性を知っておくだけでもかなり馬券の役に立つはずです。まずはおおまかにでもいいので、それぞれの血統の特徴をイメージできるようになっていただければと思います。


■ハーツクライ
皐月賞14着、ダービー2着、菊花賞7着とクラシックには縁がなかったものの、古馬になって本格化。4歳時の有馬記念でディープインパクトに初黒星をつけると、5歳時にはドバイシーマクラシックを制覇。“キングジョージ”でもハリケーンランの3着に健闘した。
この戦績が示すように血統的には晩成タイプだが、ディープインパクトと同様に母父アメリカのダート血統をつけることで仕上がり早の産駒を出して、クラシック戦線に間に合わせている。ただ、この手の産駒は古馬になって伸び悩みがちなのもディープと同じ。
またハーツクライ産駒は若駒のうちは後肢、腰が甘い馬が多く、これも古馬になってからのほうが良くなる大きな原因となっている。パンとしないうちに無理をすると早期引退、長期休養、伸び悩みを余儀なくされる。この後肢、腰の影響でトップスピードに乗るのに時間がかかるため、直線の長いコース、急坂ではないコースを得意とする産駒が多い。
一口馬主やPOGでハーツクライ産駒の後肢のバラつきを気にされる方も多いだろうが、古馬になればパンとしてくるので長い目で見られるならそこまで気にする必要はない。
サンデー系ながら母父トニービンの影響が色濃く出ており、上記の特徴もトニービン譲り。ベテランファンなら馬券的にもトニービンを意識すると特徴を掴みやすいかもしれない。

その馬券的特徴だが、産駒は……
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