とくなが将一のイチから始める血統講座[第2回]

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先週のこのコーナーでは私の予想見解によく出てくる主な系統についてお伝えいたしました。系統に関してはあれぐらいざっくりと認識いただく程度で構いません。同じ系統でも種牡馬によって傾向が変わってきますからね。
また各血統に関しても配合や能力に個体差があるために、すべての産駒に共通して当てはまるものではありません。競馬に絶対がないのと同じように。
ただ、能力、適性の方向性を掴むのは血統が最適だと考えております。

第2回は今の競馬予想に欠かせないディープインパクト、ロードカナロアの2頭の種牡馬の特徴についてお伝えしていこうと思います(先週3頭とお伝えしましたが、長くなりすぎるので2回に分けさせていただきました)。皆様の競馬予想の参考にしていただければ何よりです。


■ディープインパクト
日本の血統地図を塗り替えたサンデーサイレンスの後継種牡馬として2012年以降、日本のサイアーランキング1位を守り続けているのがディープインパクト。
現役時代はサンデー直仔らしい、直線での爆発力を武器に無敗の三冠達成など、その名の通り日本中に衝撃を与える走りを見せた。
種牡馬としては自身の現役時代を彷彿とさせる末脚の鋭い産駒を送り込んでおり、得意なレースはスローの上がり勝負。適距離は牡馬は1800〜2400m、牝馬は1600〜2000m。
また、晩成タイプで、特に牡馬は本来はフィエールマンのような3歳後半から活躍すべき血統。
ただし、持って生まれた競走馬としての能力の高さゆえにクラシックに間に合ってしまう産駒がいるうえに、いわゆるクラシック配合と言われるディープ×ストームキャット系や仕上がりの早いアメリカのダート短距離血統との配合で早熟化を促すことで、早い時期から活躍する馬も多い。
このように早熟させた産駒は、特に牡馬は古馬になって伸び悩むケースや、母父の影響で適距離が短くなるケースが多い。近年ダービーを勝ったディープ産駒が1600〜2000mでばかり走っているのもその影響だ。
一方、牝馬は性別的に古馬になっても筋肉が硬くなりづらく、クラシック好走馬が古馬になってもそのまま活躍しやすい。

この傾向は馬券戦術にも使え、成長段階では……
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