石橋さんが1番人気馬を嫌うのはなぜですか?

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いう質問になるんです(笑)。だいたい文頭に“高配当狙いだからって無理に1番人気を消さなくても”とか、“1番人気を買えば10万馬券が当たっていたのに”とか、は当たっていたのにとか、“1番人気の好走率がいちばん高いのに”とか、“1着になる確率が8割も9割もある単勝1倍台の馬が無印って競馬知らなさすぎ”とかがついてきます(苦笑)。ということで、ぜひこの機会に直接お答えいただければと。

石 そうなんですね。すみません、(1番人気が飛ぶレースを狙うのが)当然のことだと思っていて、説明不足でしたか。失礼しました。ではお答えさせていただきますが、その前に誤解されている方もいらっしゃるみたいなので、そこからご説明します。

石 まず“高配当狙いだからって無理に1番人気を消さなくても……”についてですが、高配当は狙いますが、無理に1番人気を無印にしているわけではありません。1番人気でも好走すると思った馬はしっかり評価していますので。1番人気なのに無印にしているのは、単純に凡走する可能性が高いからです。

石 そして“1番人気の好走率がいちばん高いのに……”とか、“1着になる確率が8割も9割もある単勝1倍台の馬が無印って競馬知らなさすぎ……”についてですが、1番人気の好走率が一番高いというのはおっしゃる通りですが、たとえば2021年(10月24日まで)のすべての平地競走で1番人気の勝率は32.4%で、要は3回に1回しか勝てませんし、単勝1倍台の馬の勝率は51.4%。この方は複勝率と間違えたのかな。複勝率は79.8%ですね。ちなみに連対率は69.2%。つまり、単勝1倍台の馬でも2回に1回は負けますし、10回中3回は2着すら守れない。10回中2回は馬券圏内にすら走れない。もちろんほかと比べて好走率は高いですけれど、万能ではないということは、まず頭に入れておいてください。

編 はい。で、石橋さんが1番人気を買わない理由ですが。

石 さっきも言ったように、買わないわけではないですって(笑)。好走する1番人気は当然買いますから。無理に1番人気をカットしているわけではありません。

編 そうでした。失礼しました。

石 ただ、1番人気馬を買わないわけではないですけど、(堅くても配信希望の多い)重賞以外は意図的に1番人気馬が飛びそうなレースを選んでいるので、1番人気を買う機会があまり多くないのは事実ですね。特に朝武(「二頭流指南 午前中の真剣勝負!」)は少点数で高配当を狙いたいというのと、午前中のレースは(能力、適性が足りなくても)雰囲気だけで1番人気に推されているケースが多いという利害が一致しているので。

編 なるほど。だからちょくちょく好配当が当たるのか。でもそもそも……次の質問が多かったんですよね。

Q:なぜ1番人気が凡走しそうなレースを選ぶのか? 1番人気が勝ちそうなレースを選んだほうが当たりやすいのでは?

石 え〜、まずは競馬というゲームの仕組みから話したほうがよさそうですね。競馬って、堅いレースにつぎ込んでも儲からないんですよ。単勝を例にとって話しますね。1番人気馬の単勝ばかりを買えば、たしかに的中率は30%くらいあります。これはさっき話しましたよね。

編 ええ。

石 ただ、これって買い続けても儲からないんですよ。さっきと……
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