【予想サンプル】勝負予想!二頭流指南(石橋武)

この予想サンプルは、当サイトで実際に配信された内容です。
毎週、下記の形式で1日4〜5レース、土日で8〜10レースの勝負予想を配信致します。
 
2023年8月29日より、従来の買い目(単勝・3連複・3連単)に加えて、馬連の買い目配信を始めました。




サンプル①
2025年5月25日(日)
 
------------------------
東京11R 優駿牝馬(G1) 東京芝2400m
------------------------

 
【単勝二頭流】
穴 馬 ◎カムニャック
人気馬 ◎アルマヴェローチェ
 
 
【3連単・3連複の相手】
△ タガノアビー
△ リンクスティップ
△ タイセイプランセス
△ ブラウンラチェット
△ ビップデイジー
 
 
 
【推奨買い目】
単勝(2点)
1、15
 
 
馬連(4点)
1 − 5、10、13、15
 
3連単(60点)・3連複(25点)
フォーメーション
1着:1、15
2着:1、5、6、10、12、13、15
3着:1、5、6、10、12、13、15
 
 
 
【レース見解】
まずは予想される馬場傾向から。土曜日のレースは馬場の内をあけて通る馬が多く、先週の雨中での競馬もあって、内から4〜5頭目あたりが最も伸びそうな馬場。また土曜日の夕方から日曜日の朝にかけてけっこうな雨量が降っており、午前中に雨は止むものの、先週の日曜日(土曜日雨→日曜日曇り)よりも重い馬場が予想される。発表は稍重か、もしかしたら良まで回復するかもしれないが、実質的には重めの稍重だろう。
東京競馬場は雨が止むと、馬場の内から乾いていくが、今の馬場傾向からもさすがに内伸びの馬場にはならなそう。土曜日と同じように直線に入って、ちょっと外に持ち出したあたりが伸びる馬場と考えてよさそうだ。
 
またこのレースが行われる時間帯には南南西の強風(6m予報)が吹く予報が出ており、これは直線やや向かい風。これは差し・追い込み馬にとっては有利とは言えない条件で、好位〜中団の馬が恵まれるとみる。
この風向きと馬場傾向からすると、非常にタフでスタミナを要するレース質となりそうだ。
 
それらを踏まえて人気馬の本命は◎アルマヴェローチェ。まず評価したいのが札幌2歳S。2着に負けたとはいえ、皐月賞馬マジックサンズが勝って、3着が青葉賞2着のファイアクランツ、そして4着がNHKマイルCで強い競馬を見せて4着だったモンドデラモーレというメンバーレベルが非常に高い一戦。しかも洋芝の道悪で、ただ一頭内を突いて伸びてきた。
これまで散々書いてきたように、現3歳世代は牡馬の中距離路線のレベルが高く、牝馬レベルは低調というのが世代の総合的な評価だが、同馬は牝馬ながら牡馬中距離路線トップレベルの馬と勝ち負けしており、能力の高さは疑いようもない。阪神JF勝利、桜花賞2着も納得の結果だった。
今回は2400mへの距離延長と最内枠の克服がポイントとなるが、これまでのレースぶりからも折り合いにはまったく心配がなく、馬場も流れもタフな札幌2歳Sで好走している点を踏まえると、操縦性、スタミナに不安はなく、しかも同世代の牝馬同士なら距離はまったく問題ない。また内枠に関してもこの馬の隣枠2頭が下げて競馬をする馬で、同馬は好位で競馬をする馬。すぐに外に出していけることを考えると、そう大きな問題ではなく、むしろ最後の直線に入る際に、馬場のいいところを選ぶ権利を持てるメリットのほうが大きいとみる。
能力、馬場適性から本命に相応しい一頭と判断した。
 
そして穴馬の本命には◎カムニャック。2000mでデビューをした中距離馬で、距離短縮でマイルを使ったアルテミスS、エルフィンSは負け。ただ、この2戦の負けにしても能力負けではなく、アルテミスSは2000mからの距離短縮ローテで、エルフィンSは出遅れて伸びない内を通らざるを得ない展開。いずれも言い訳のきく負け方で、そして再び距離を伸ばしたフローラSを快勝。距離が伸びていいのは言うまでもなく、前走よりもさらにタフになる条件は他馬との比較で相対的に有利でもある。前走よりもさらに調教が強化され、上積みが見込めるなかで使えるのも強調材料。良くも悪くもヨーロッパ的な乗り方になるシュタルケ騎手は春天も含め、中長距離戦で結果を出しており、また緩い馬場への対応が見込めるのも好材料で、能力の高い桜花賞組逆転の目は十分にある。
 
そして3番手評価にタガノアビー。フローラSは5着に負けているものの、出遅れから完全に脚を余す競馬で、むしろ5着に走ってきたのは能力があればこそという競馬だった。実際、次走の矢車賞は着差以上の楽勝ぶり。今回は一気に相手強化となるが、3走前の小倉戦を見ても、ハイぺース、渋った馬場のなか強気にポジションを上げて楽勝した競馬ぶりは未勝利とはいえ高く評価すべきで、おそらく今回もその3走前と同様の適性が要求されることを考えると、高く評価すべき馬。近2走の瞬発力勝負よりもさらに上昇する可能性が高い(近2走は向かない競馬のなかで能力だけで好走したと考えており、将来的に大出世する可能性を秘めている)。
 
4番手は前走の桜花賞が後方から差して3着と、いかにも中距離馬らしい好走を見せたリンクスティップ。この馬も牡馬中距離路線組を相手にハイペースのきさらぎ賞を先行して好走しており、能力は高い。ただ、前走の桜花賞で末脚が最後に鈍った点だけ懸念材料で、△評価とした。
 
以下、フローラSで不利がなければ勝っていたであろう△タイセイプランセス、前走桜花賞大敗も距離が伸びて巻き返せる△ブラウンラチェット、△ビップデイジーまで押さえ、人気のエンブロイダリーは能力的にはメンバーでもトップだが、1400m勝ち、クイーンCの好タイム勝ち、桜花賞でモレイラ騎手騎乗の出し切った競馬を考えると、距離延長はマイナス、上積みも見込めないとみて、無印とした。渋ってスタミナが削られる馬場も合わないはず。
 
 
 
【レース結果】
1着 ◎カムニャック(4人気)
2着 ◎アルマヴェローチェ(2人気)
3着 △タガノアビー(10人気)
 
単勝1,430円(2点)
馬連2,470円(4点)
3連複21,380円(25点)
3連単130,640円(60点)が的中しております。

 
 
 
------------------------
 
 
 
サンプル②
2024年12月8日(日)
 
------------------------
京都11R 阪神JF(G1) 京都芝1600m外
------------------------

 
 
【単勝二頭流】
穴 馬 ◎ビップデイジー
人気馬 ◎アルマヴェローチェ
 
 
【3連単・3連複の相手】
△ ショウナンザナドゥ
△ コートアリシアン
△ テリオスララ
△ ブラウンラチェット
△ ミストレス
 
 
 
【推奨買い目】
単勝(2点)
1、12
 
 
馬連(6点)
ボックス
1、9、12、13
 
3連単(60点)・3連複(25点)
フォーメーション
1着:1、12
2着:1、2、7、9、10、12、13
3着:1、2、7、9、10、12、13
 
 
 
【レース見解】
日曜日の京都競馬場は午後から一時雨の予報が出ているものの、予想雨量からするとレースは良馬場で行われるだろう。
土曜日の京都芝コースは芝のレースが行われるごとに、ジョッキーが徐々に内をあけて直線に入るようになっており、日曜日は極端に目砂を入れない限りは同様の傾向になると考える。
また土曜日に行われた芝のレースはスローが多かったこともあるが、2000m以下のレースでは3コーナーで3番手以内にいた馬が、すべて馬券に絡んでいるように先行有利の傾向。内枠に限らず、先行した馬が馬場のいいところを通って、そのまま粘るというケースが多く見受けられた。
 
今年は阪神ではなく京都芝1600m外で行われる点については、坂がないことも含めて、この秋の京都芝のレースは総じて上がりが速く、今の馬場でも33秒台後半から34秒ちょっとの速さが必要。またスタートから向正面、3コーナーまで上りというコースレイアウトのために、阪神よりも道中が緩みやすく、3コーナー半ばからの下りでラスト800mが速くなるという展開になるため、直線に向いての瞬発力だけではなく、ある程度の持続力も要求される。
1番人気に推されている△ブラウンラチェットは新馬、アルテミスSともにスローの上がり勝負に恵まれており、能力の高さと鞍上の力で馬券圏内はあっても勝ち切るにはその持続力が足りない可能性があること、そして小柄な馬にもかかわらず調教後の馬体重が前走時よりも10キロ減っている点を嫌っての△評価としている。
 
それらを踏まえて穴馬の本命に推したのが◎ビップデイジー。公式ブログでも話したように、同馬の新馬戦は前半1000m通過が58秒5という異例のハイペースで、それを後方で追走し、直線に向くと外に持ち出して上がり最速で差し切るという強い内容だった。
今回G1の速い流れになるうえで、このハイペースを経験しているのは大きな強みで、また前走では京都外回りを走り、京都特有の上り、下りも経験。下り坂で加速しつつ、ラストで33秒3という上がり最速をマークしている点も高く評価できるものだ。
新馬のハイペース、前走のスローペースと、まったく違うレースを走りながら、いずれも上がり最速をマークし、勝ち切っているのは能力の高さゆえ。前走よりも位置取りは後ろになるだろうが、京都外回りは直線入口で必ず馬群がバラけるので、詰まるリスクも少なく、また何よりも京都外回りの下りでスピードに乗っていける強みもある。勝ち負けまで期待できる一頭だ。
 
そして人気馬の本命には◎アルマヴェローチェ。稍重の札幌芝1800mで新馬を勝ち、重馬場の札幌2歳Sを2着に好走。札幌2歳Sの勝ち馬マジックサンズ、3着馬ファイアクランツは牡馬のなかでも能力上位と踏んでいる馬で、この2頭に割って入った能力は高く評価できる。今回は距離短縮で前走よりも速いペースで流れるのに対応できるかどうかがポイントとなるが、札幌2歳Sは重馬場で1000m通過が61秒0という速いペース。新馬のスローから、札幌2歳Sで一気にペースアップした流れにもラクに対応しており、ツルツルの高速馬場ならまだしも、使い込まれた今の京都の追走ペースなら苦にすることなく追走できると考える。
能力的にはこのメンバーに入っても1位、2位を争う存在で、仮に雨の影響を受ける馬場になるようなら、さらにチャンスは広がる。
 
そして最後まで人気馬の本命を迷ったのが、相手筆頭の△ショウナンザナドゥ。前走のアルテミスSでは△ブラウンラチェット、△ミストレスに先着を許したが、その2頭が内枠スタートの好位で恵まれたのに対し、同馬は外を回らされるロスの多い競馬。春以来となる休み明け、初の長距離輸送でもあった。ハイレベルの新馬戦を惜敗しつつも、次走の未勝利で2着馬をラクに突き放しての楽勝と、能力の高さは明らか。唯一割り引いたのが、9分の2という抽選対象で来週の朝日杯FSと両睨みにせざるを得なかった点。そのぶん調教を軽くしており、そこがどう出るか。その分だけ◎アルマヴェローチェよりも評価を下げた形だ。ただテンションが高いだけに、その軽め調教が奏功する可能性もある。
 
そして4番手にコートアリシアン。かかりながら新潟2歳Sで2着に好走しているように、能力の高さは言うまでもないが、その前向きすぎる点と、スタートで遅れる点はやはり気になるところ。戸崎騎手もかかる馬が得意とは言えず、その分の4番手。
以下、アルテミスS好走組と、距離短縮で初のマイル戦はマイナスも、京都外回り経験と、能力の高さが武器になる△テリオスララまで押さえておく。
 
無印にした馬にも触れておくと、アメリカ馬メイデイレディはスタートも遅く、よほど乱ペースの消耗戦にならない限りは厳しく、このレースでよく人気になるデイリー杯組は、今年は超低レベル戦で足りずという評価。
 
 
 
【レース結果】
1着 ◎アルマヴェローチェ(5人気)
2着 ◎ビップデイジー(8人気)
3着 △テリオスララ(7人気)
 
単勝 1,050円(2点)
馬連 8,510円(6点)
3連複3万7,530円(25点)
3連単22万7,500円(60点)が的中しております。

 
 
 
------------------------
 
 
 
サンプル③
2025年8月17日(日)
 
---------------------------
仏4R ジャックルマロワ賞(G1) ドーヴィル芝1600m
---------------------------

 
【単勝二頭流】
穴 馬 ◎ディエゴヴェラスケス
人気馬 ◎アスコリピチェーノ
 
 
【3連単・3連複の相手】
△ ザライオンインウィンター
△ ダンシングジェミナイ
△ ノータブルスピーチ
△ リダリ
 
 
 
【推奨買い目】
単勝(2点)
8、9
 
 
馬連(2点)
9 − 8、11
 
3連単(40点)・3連複(16点)
フォーメーション
1着:8、9
2着:3、4、8、9、10、11
3着:3、4、8、9、10、11
 
 
 
【レース見解】
ドーヴィル競馬場は好天が続いており、良馬場での施行が濃厚。昨年と同レベルの1分33秒前後の決着となりそうで、日本馬にとっては願ってもない馬場状態。
またドーヴィル競馬場の直線コースはほぼフラットとなっており、激しいアンジュレーションが弱点となりがちな日本馬には走りやすいコースでもある。
ということで人気馬の本命は◎アスコリピチェーノ。初の直線競馬となるが、このレースはゆったりとひと塊の馬群で進むという、直線コースを別にすれば日本のワンターンのマイル戦と同じ展開。◎アスコリピチェーノが最も得意とするレース質で、能力的にも勝っているここは勝ち負け必至とみる。ただ、ゲート番号が2番で馬群の中に入れてもらえない可能性があり、その点のみリスクは感じる。
穴馬の本命は◎ディエゴヴェラスケス。前走は稍重での勝利だったが、同馬が勝ったのは前走以外すべて良馬場というタイプで、今の軽いスピードの出る馬場は同馬向き。実績的には有力どころに見劣るも、昨年の2000ギニー。仏ダービーでは重い馬場のなか善戦しており、その後のG2、G3は軒並み勝利。2走前のクイーンアンSは他馬が使われてからの参戦にもかかわらず、同馬はぶっつけで、失速具合もいかにも休み明けというものだった。スピードが身上だけにアンジュレーションのきついアスコットというのも響いた印象だった。
今回は2走前から大幅に条件が好転しており、前走からの距離延長も好材料。巻き返しに期待したい。
 
 
【レース結果】
1着 ◎ディエゴヴェラスケス(8人気)
2着 △ノータブルスピーチ(3人気)
3着 △ダンシングジェミナイ(7人気)
 
単勝2,330円(2点)
3連複11,560円(16点)
3連単97,190円(40点)が的中しております。

 
 
 
------------------------